採用動画をスマホで撮るなら、冒頭10秒で決まる3つのこと|多摩の映像制作会社が解説

採用動画の撮影現場

「春の採用に向けて、今年は採用動画を作りたい」
「予算もあまりないし、スマホで自分たちで撮ってみようか」

この時期になると、企業様からこうしたご相談をいただくことが増えてきます。

結論から申し上げます。
スマホでも、採用動画は十分に作れます。
ただし、撮り方や機材よりも大事なことがあります。それが「冒頭10秒に何を置くか」です。

今回は、映像制作の現場で私たちが実際に気をつけていることをもとに、採用動画の冒頭10秒で押さえるべき3つのことをお伝えします。

求職者は最初の10秒で「見るか・飛ばすか」を決めている

求職者は、たくさんの会社の情報を短い時間で見比べています。動画も例外ではありません。

冒頭で「この会社、ちょっと気になる」と思ってもらえなければ、最後まで見てもらえません。

逆に言えば、冒頭10秒さえ押さえれば、スマホで撮った動画でもしっかり伝わります。
では、その10秒に何を置けばよいのか。ポイントは3つです。

採用動画の冒頭10秒で決まる3つのこと

POINT 01

誰が話しているか:社長か先輩社員の「顔」から始める

求職者が本当に知りたいのは、会社の概要よりも「どんな人と働くのか」です。

冒頭は、社長や先輩社員が話している顔のアップから始めましょう。「こんにちは、〇〇の△△です」の一言だけでも、見る人との距離がぐっと縮まります。

スマホで撮るときは、次の3つを意識してください。

  • スマホは目線の高さに固定:三脚がなければ、机の上に本を積んでもOKです。
  • 窓に向かって立ってもらう:自然光で顔が明るく映ります。
  • 声はマイクで録る:数千円のピンマイクで、聞き取りやすさが大きく変わります。
POINT 02

どんな1日か:職場の空気が伝わるカットを先に置く

次に見せたいのは、「ここで働くと、どんな毎日なのか」です。

キーボードを打つ手元、作業中の音、休憩中の笑い声。こうした短いカットを冒頭に数秒入れるだけで、職場の空気が伝わります。

1カットは2〜3秒で十分です。特別な場面より、普段の様子の方が「リアル」に見えます。

POINT 03

この会社にしかない一言:「うちは〇〇な会社です」を言い切る

最後に、冒頭で「この会社ならでは」を一言で伝えます。たとえば、

  • 「未経験から入った先輩が、半分以上います」
  • 「全員が、自分の担当するお客さんを持っています」

のように、具体的で、他社が言えないことが理想です。
「アットホームな職場です」のような、どの会社でも言える言葉は避けましょう。

社員が話している様子

よくある失敗:会社の外観やロゴから始める

採用動画でとても多いのが、会社の外観やロゴのアニメーションから始まるパターンです。

求職者が知りたいのは、建物ではなく「ここで働く自分」です。

会社としては丁寧な入り方のつもりでも、求職者にとっては「まだ知りたい情報が出てこない時間」になってしまいます。
外観は、動画の後半や最後に短く入れれば十分です。

そのまま使える、冒頭10秒の構成例

ここまでの3つを、実際の並びにするとこうなります。

  • 0〜3秒:社長か先輩社員の一言(顔のアップ)
  • 3〜7秒:職場の様子のカットを2〜3つ
  • 7〜10秒:「うちは〇〇な会社です」の一言

この順番を意識するだけで、同じ素材でも「見てもらえる動画」に変わります。

自社で撮るか、プロに頼むか

社内の雰囲気を伝える短い動画なら、スマホでの自社撮影で十分です。
一方で、会社説明会や展示会で流す動画や、複数の社員が出演する動画は、構成や演出の差が出やすくなります。

スマホとプロの違いについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

→ スマホで十分?プロに頼むべき?映像制作会社が教える「動画の本当の違い」

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投稿者プロフィール

唐井 基行
唐井 基行
映像ディレクター/ウェブ解析士

外資系の映像制作、映画制作、MV制作などを経て2015年株式会社クロックタウンプロジェクトを設立。
クライアントにとって何が一番利益になるかを考えて中長期的な目線で制作、アドバイスなどを行っている。