動画はクオリティかマーケティングか?その1

今回は少し本質的な話を書こうと思います。

近年、ウェブマーケティング考え方が当たり前になり、動画や写真などビジネスに必要なコンテンツもマーケティングの考え方に沿って作るべきだという考え方になっています。

そこで問題になってくるのが、マーケティングの考え方に沿っていれば動画のクオリティは無視して良いのか?ということです。

今回は少しタブーぎみかもですが、その1では、まず問題提起をしてみます。

マーケティングの考え方とは?

まず、動画においてのマーケティングの考え方とは、言ってしまえば、売上を最大限に上げることに徹したコンテンツ作りということになります。

これは当然の考え方で、ネットが登場する前から変わらずあります。

ただ昔は売上を最大限に上げることを考えながら、コンテンツ自体のクオリティも高く保って面白いものを作ろうとしていました。

最近は予算が減ってきたこともあり、このクオリティの部分は安く抑え、それでも売上は最大限伸ばすという考え方が蔓延しています。

動画におけるクオリティとは?

動画におけるクオリティにはいくつも視点があります。

例えば、企画段階で言えば、方向性や動画の効果の予測を立てながら内容を練っていきます。この練り具合で全体のクオリティが変わります。

撮影現場においては、スタッフの数や規模、機材、スタジオなどでクオリティが変わります。

編集においては、どこまで丁寧にするか?凝るか?そして動画に合った編集者に頼むか?などでもクオリティが変わります。

一言でクオリティと言っても様々ではありますが、映像や動画は様々な工程があり、その中でどこに力をいれるか?またはどこを抜くか?で出来が変わってきます。

昨今ではこの沢山ある工程の中で手を抜いている部分が多すぎる案件が多発しています。

予算のせいにしてしまえばそれまでなのですが、この部分に関しては制作会社としてモヤモヤしている部分でもあります。

削れる限界

もちろんビジネスですので私たち制作側も予算に合わせて作るしかないのですが、最低限のクオリティを保つためには絶対にこれだけの予算は必要というラインはあります。

しかし、昨今ではその最低予算さえ下回っている案件も増えています。

こうなってくると、完成した動画は最低限のクオリティさえ保てなくなってくる場合もあります。

なぜこんなことになっているか?

なぜこういう情況になっているかという原因を考えてみると、一般の方々は映像制作にどのような工程と労力がかかっているかを知らないからではないかと思います。

ただカメラを持って行って適当に撮って、適当に編集する。そういうグレーな人たちがプロと名乗り商売している現実もあります。

もちろん制作の内容次第でかかる労力というのはピンキリです。

1人で出来てしまう現場もあれば30人、50人、100人と必要な現場もあります。

そういったとても幅がある業界を一言で動画制作としてまとめてしまうことにも少し問題がある気もしています。

最大の問題点

そして上記に挙げたような問題点以外にも大きな問題点があります。

それは制作した映像、動画に対する価値が曖昧という問題です。

映像や動画には様々な用途があり、直接売上につながるものも、間接的に売上につながるものもありますし、経費を節約できるものもあります。

しかし、その効果が曖昧な状態で制作してしまい、せっかく作ったものを活かしきれない事例も多数あります。

この部分を出来るだけ明確にして制作することが実はとても大事なポイントだと思っています。

まとめ

如何でしたでしょうか?

今回のその1では問題提起をしてみました。

次回はその解決方法を提案してみたいと思います。

とても言いにくい話題ではありますが、業界をより良くできればと思い、書いております。

次回も読んでいただければ光栄です。

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投稿者プロフィール

唐井 基行
唐井 基行
映像ディレクター/ウェブ解析士

外資系の映像制作、映画制作、MV制作などを経て2015年株式会社クロックタウンプロジェクトを設立。
クライアントにとって何が一番利益になるかを考えて中長期的な目線で制作、アドバイスなどを行っている。