PDCAの最新版?? OODAループとは?

みなさん、こんにちは。

今回はOODAループというフレームワークについて解説していきます。

PDCAはかなりの方が聞いたことあると思いますが、OODAは初めて聞いた方もいるのではないでしょうか?

良くPDCAと対比される考え方なので是非読んで見てくださいね!

OODAとは?

OODAとは、OODAループと呼ばれるもので、

Observe(観察)

Orient(状況判断)

Decide(決定)

Act(行動)

という4つの頭文字を取って付けられたものです。

この4つの行動を繰り返すということでOODAループと言われています。

PDCAとの違いは?

PDCAの説明は前回しましたので、分からない方はこちらを参照してみてください。

では、PDCAとOODAループの違いって何?と思う方は多いと思います。

1言で言うと、

PDCAは既にあるデータに基づいてそれを改善していく考え方。

OODAは状況が色々と変化することも想定して今「観察」したデータを使って素早く改善する考え方。

ということになります。

つまり、OODAの方が柔軟に素早く改善が出来るので今の時代には合っていることが多いと言われているのです。

OODAって具体的には?

ではOODAの中身を見ていきましょう。PDCAと違ってOODAは短期間でスピーディに回すことを前提にしている場合が多いです。

Observe(観察)

・こちらはとにかく現場の担当者など、一番生の声に近いデータを収集して、ありのままの現状を観察していきます。あくまでも今までの経験でこうなるはずだとは考えず、客観的な事実を羅列していきます。

Orient(状況判断)

・Observeで集めたデータを分析し、今現在何が起きているのかを理解、確認してどういう風にしたら良いかの方向付けをします。

Decide(決定)

・どんな行動を取るかを決めます。この時の行動の決定はPDCAのように何回も回していけば改善するという意味で決めず、今回のこの行動で改善する最善策という意味で決めていきます。

Act(行動)

・決めたことを実行していきます。実行すればその結果が得られるので、その結果を元にまたObserve(観察)していきます。Actと次のObserveは同時進行になる場合が多いです。

具体例を見てみよう

ここまで読んでなんとな〜く分かったような・・・という状態だと思うので、具体的な例を見ていきましょう。

例えば、映像制作会社の場合の一例です。

Observe(観察)→現在10万円以下の撮影案件が大量に依頼が来ている。でもそれ以上の案件はとても少ない。

Orient(状況判断)→安い案件をやる会社というイメージが付いているのではないか?

Decide(決定)→HPにリッチなイメージ画像や映像を増やし、安さを前に押し出した文言や画像を減らしてみよう。

Act(行動)→HPの改善をなるべく早く実施。

そして次のObserveで、

→HPの改善によって高めの値段案件の問い合わせが増えた。しかし成約に至る件数が少ない。

このようにして次のOODAループを回していきます。

このように見ていくとPDCAに比べてマーケティング戦略などは作りやすいかもしれません。

PDCAとの使い分け

前回も書きましたが、OODAループが使いやすいからと言って、PDCAが不要になったということではありません。

どちらも使えるところがあるので、どちらを使うかを見極めて適切に使うことが大事になってきます。

簡単にまとめると、

PDCA→今まで色んな企業などがやってきたデータが分かっていて、仕組みそのものではなく、数字や数値などを上げる場合に使いやすい

OODA→新しい分野などでまだ決まった定説もデータも良く分からなくて、とりあえずやろう!という場合に使いやすい。

という感じです。

もちろんこれらのフレームワークの形にこだわる必要はないので、良い部分を抜き出して使うことも全然OKです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

OODAループは新しいことに対しての改善策は練りやすいですが、根本として「自分で考えて動く」ことができないと機能しません。

そういう意味では、言われたことだけこなす社員が多い場合にもOODAループの考え方は活用できるかもしれませんね。

情報で溢れる今の社会では戦略にしても個人の考えにしてもまとめるということがとても重要になってきていますので是非ご活用ください。

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投稿者プロフィール

唐井 基行
唐井 基行
映像ディレクター/ウェブ解析士

外資系の映像制作、映画制作、MV制作などを経て2015年株式会社クロックタウンプロジェクトを設立。
クライアントにとって何が一番利益になるかを考えて中長期的な目線で制作、アドバイスなどを行っている。