ロジックツリーを作る時に便利！MECEとは？

前回ロジックツリーの種類について解説しましたが、今回はそのロジックツリーを書き出す上でこの考え方でやると良いと言われている「MECE」というものについて解説していきます。

ロジックツリーについてはこちらで解説しています。

前回はロジックツリーの種類の解説だったのであまりビジネスに絡めて書いていませんでしたが、今回はビジネスで使う場合の解説をしていきます。

MECEとは？

MECEとは、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveという言葉の略で、「互いに重複せず、全体として漏れがない」という意味になります。

読み方はミーシーと読みます。

なんかものすごく分かりにくい言い方ですが、簡単に言うと、書き出したものが被らず、漏れもないようにしましょうということです。（あれ？同じこと言ってる気が、、、）

言われればそりゃそうだと思われると思うのですが、ごちゃごちゃ書いてたらまとまるものもまとまらないのでそのやり方をまとめたよ！というのがMECEになります。

何故MECEが必要なの？

マーケティングの考え方は現在かなり一般的に広まってきたと思いますが、全ての根本となっている考え方は「ロジカルシンキング」という考え方です。

恐らく聞いたことがある人も多いと思いますが、ロジカルシンキングとは論理的にものを考えるやり方のことで、横文字など使わず論理的な考え方と言えば良いじゃないかと言われればその通りなわけです。（この辺りが日本の良くないところかもしれません（笑））

基本的にマーケティングのフレームワークなどは、お手本を勉強した上で、応用していきましょうねというやり方がほとんどですが、日本の経営というものは長い間天才な社長の直感や勘に頼ってきました。

そういう意味ではフレームワークを学んだ方がどんな人でも再現可能になるので、今は良い時代なのかもしれませんね。

MECEを活用するポイント１

MECEを活用する時、Mutually Exclusive（重複しない）、そしてCollectively Exhaustive（漏れがない）ということが重要です。

例えば以下のような分類などをイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。

・性別（男性/女性/LGBTQなど）

・年齢（10代/20代/30代/40代/50代/60代以上）

・地域（47各都道府県全てで分ける）

・年収（200万円未満/200万円以上/300万円以上/400万円以上/500万円以上/600万円以上）

要は分類した時にちゃんと全てのものが重複なく漏れもなく分けられていればOKです。

MECEを活用するポイント2

そもそも書く項目をどうやって選ぶのか？と思われるかもしれませんが、これもMECEの考え方が使えます。

主に以下の３つを押さえておくと書きやすくなります。

１、定義の共有

２、シンプルに書く

３、仮説を立てて書く

まずは定義の共有ですが、ビジネスの場合、例えば月の売上を10万円伸ばしたいのか、30万円伸ばしたいのか、はたまた100万円伸ばしたいのかでやり方は全く変わってくるでしょう。

仕事の分野によっても違いますし、そのビジネスでどのような目標を立てているかを社内で共有した上で、ロジックツリーを作ると具体的な施策に繋げやすくなります。

シンプルに書くというのは言葉の通りで、誰が見ても一目瞭然の書き方をすることで書いてる本人も分かりやすくなります。

ロジックツリーは整理するためにあるものなので分かりにくかったら本末転倒ですよね。

仮説を立てるというのは、例えば売上をこれだけ上げたい！となった時にどこから手を付ければ良さそうかの仮説を立てるという意味です。

もちろん仮説なので正しいかどうかはやってみないと分からないところがありますが、この辺りが経験や客観的視点で見る力などの総合的な能力に因るところになります。

マーケティングがトライアンドエラー、試行錯誤のたまものと言われる所以ですね。

でも仮説を立て、トライアンドエラーを繰り返すことが結局問題解決の最短ルートだということは肝に銘じておいても良いかもしれません。

まとめ

如何でしたでしょうか？

他にも細かいポイントを上げればまだまだありますが、今回は最低限押さえておいた方が良いものを解説しました。

いつも書いてることですが、フレームワークなどは１つのやり方にすぎないので、自分が使えそうなところを身につけて実際の自分のビジネスに役立てていきましょう！

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株式会社クロックタウンプロジェクトは映像制作、写真撮影、マーケティングアドバイスの３つの柱で成り立っております。

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投稿者プロフィール

唐井 基行

映像ディレクター/ウェブ解析士

外資系の映像制作、映画制作、MV制作などを経て2015年株式会社クロックタウンプロジェクトを設立。
クライアントにとって何が一番利益になるかを考えて中長期的な目線で制作、アドバイスなどを行っている。

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